パートタイム労働者が大幅増加、良質な雇用は低い水準=韓国
パートタイム労働者が大幅増加、良質な雇用は低い水準=韓国
韓国経営者総協会が「直近10年間におけるパートタイム労働者の変化と示唆点」を発表した。

これによると2023年、韓国のパートタイム労働者は387万3000人だった。2014~2023年の間で183万8000人増えたもので、同期間に96万3000人増えた正規雇用者と比べ増加幅が大きいことが分かる。

パートタイム労働者のうち2023年、自発的にパートタイム労働を選択した人の割合は59.8%と、10年前の47.7%から大きく上昇した。「労働条件に対する満足」との理由からパートタイム労働を自ら選択した人が多かったが、これはパートタイム労働に対する認識が改善されたことを示している。

一方、パートタイム労働者を学力別で見ると、大卒以上が29.8%だったのに対し高卒以下が70.2%と多いことが分かっている。大卒以上が64.7%、高卒以下が35.3%の正規労働者とは対照的な結果となった。

また「良質な」パートタイム雇用数は54万5000と、これまでの10年間で3.2倍ほど増加したが、全体に占める割合は14.1%と低い水準となっている。「良質なパートタイム雇用」の定義はないが、一般的に雇用が安定し福利厚生などの面で正規労働者と差別のない雇用を意味する。
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