27日警察によると、スウォン(水原)中部警察署は24日、情報通信網法上の名誉毀損(きそん)および電気通信基本法違反などの容疑で問題のスパムメッセージに対する捜査を進めてほしいという内容の陳情書を受け取った。
陳情書を提出したのはキョンギ(京畿)南部警察庁に所属するA警察官で、この警察官の実名が記されたスパムメッセージはパク・クネ(朴槿恵)元大統領の弾劾当時から流行し、最近はユン・ソギョル(尹錫悦)大統領に名前だけ変えて再び流布されている。
このメッセージには、「緊急。『尹錫悦死亡』というCNNの記事、絶対に開かないでください。内乱事件と関連し『憂慮される大韓民国』というタイトルのEメール流布」と記されている。
また、「北朝鮮できのう作成された悪性コードが含まれるメールです。開いた瞬間、携帯電話が北朝鮮のハッカーにアクセスされます。周囲の人にも広めてください」という内容も含まれている。メッセージの下段にA警察官の実名まで記されており、警察の告知を装っていることも特徴だ。
2016年の朴元大統領弾劾の際に初めて登場したこのメッセージは大統領の名前と情報だけを少しずつ変えて最近も流布されている。
警察はこのスパムメッセージにフィッシングなどの要素はなく、メッセージを受け取った人が直接被害を受けるわけではないため捜査をしていなかったが、名前を使用された当事者が陳情書まで提出したことで捜査を進めることにした。
ただ、メッセージの流布を防ぐため昨年、KT、LGユープラス、SKTなどの通信3社とカカオトークなどに特定の文字列が同時に組み合わされたメッセージは伝播されないよう措置してほしいという要請をしている。
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