憲法裁判所は27日午後、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免の可否を判断する弾劾審判の1回目の弁論準備手続きを行った。国会側からは訴追委員の鄭清来(チョン・チョンレ)国会法制司法委員長、代理人団共同代表の金二洙(キム・イス)弁護士(元憲法裁判官)、李光範(イ・グァンボム)弁護士(元ソウル高裁部長判事)らが出席した。尹大統領側からは裵輔允(ペ・ボユン)弁護士(元憲法研究官)、裵眞漢(ペ・ジンハン)弁護士、尹甲根(ユン・ガプグン)弁護士(元大邱高等検察庁長)らが出席した。
◇国会 大統領代行の弾劾訴追案可決=史上初
国会は本会議を開き、尹大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾訴追案を可決した。大統領が弾劾された後、代行を務める首相も弾劾されるのは初めて。与党「国民の力」のほとんどの議員は採決を欠席した。
◇ウクライナの北朝鮮兵「生け捕り」 韓国情報機関が事実と確認
情報機関の国家情報院は、ウクライナの特殊部隊がロシア西部クルスク州に派遣された北朝鮮兵1人を「生け捕り」にしたとする同国メディアの報道に関する聯合ニュースの取材に対し、「友好国の情報機関との情報共有から事実であることを確認した」と明らかにした。ウクライナとロシア間の戦闘で、北朝鮮兵が捕虜になるのは初めて。北朝鮮はロシアに約1万1000人の兵士を派遣しており、多数の戦死者も出ている。北朝鮮兵の捕虜が確認されたことに伴い、韓国政府が尋問などに参加するか注目される。
◇週末にソウル都心で大規模集会 交通渋滞予想
ソウル警察庁は、尹錫悦大統領の退陣運動を行う団体「尹錫悦即刻退陣・社会大改革非常行動(非常行動)」と尹大統領の弾劾に反対する保守系政党「自由統一党」がそれぞれ主催する数万人規模の集会が28日午後にソウル都心で開かれ、交通渋滞が予想されると発表した。非常行動は安国駅、自由統一党は世宗大路交差点の周辺で集会を開催する予定だ。警察は市民の不便を最小限に抑えるため、集会や行進中も通行できる非常車線を設けるほか、交通警察約160人を配置することを決めた。
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