「尹大統領罷免」vs「尹大統領を守れ」…光化門で双方が主張訴え大規模集会を開催＝韓国報道

ソウル市内の各所でユン・ソギョル（尹錫悦）大統領の弾劾を促す集会と、これに反対する集会が開かれる。多くの市民がクァンファムン（光化門）などに集結し、深刻な交通渋滞が予想されている。

「尹錫悦即時退陣・社会大改革非常行動」は27日の午後4時、ソウル市内の光化門のトンシプチャガク（東十字閣）の近くで「第4回市民大行進」を開催し、尹大統領の即刻弾劾を要求しながら憲法裁判所近くまで行進を行う予定だ。

主催者らは「尹大統領の弾劾訴追案が可決されて2週間が過ぎたが、尹大統領に対する捜査と弾劾手続きはあらゆる妨害により遅れている」とし、「これ以上尹大統領と内乱を起こした者たちの行動を見ていられないという市民の怒りが燃え上がっている」と強調した。

この日、非常行動はキョンボックン（景福宮）の東十字閣を出発し、ハン・ドクス（韓悳洙）大統領権限代行兼首相官邸前を通り、憲法裁判所まで行進を行う。同団体は韓権限代行が26日に与野党が合意するまで憲法裁判官の任命を保留すると明らかにしたことを糾弾するものとみられる。

保守系団体の「大韓民国立て直し国民運動本部」もこの日の午後3時から、光化門付近で大規模集会を開き、尹大統領の弾劾無効を求める集会を開く。同団体は尹大統領の弾劾の無効、共に民主党のイ・ジェミョン（李在明）代表の拘束などを促すものとみられる。

この日のソウル都心には十数万人が集まると予想され、深刻な交通渋滞が予想されている。警察は集会と行進中に円滑な車両通行のために可変車線の使用を行うなど、市民らの不便を最小化する方針だ。

警察はなるべく地下鉄などの公共交通機関の利用を呼び掛け、やむを得ず自動車を利用する場合には交通情報などを事前に確認することを呼びかけている。