長江デルタ地域、輸出入総額が過去最高＝中国報道

ことしに入り、長江デルタ地域の貿易規模が持続的に拡大している。高級製造業の国際的な競争力の強化、貿易市場の多様化が長江デルタ地域の経済協同発展にさらなる多くのエネルギーをもたらした。

税関統計によると、1-11月の長江デルタ地域の輸出入総額は前年同期比5%増の14兆5600億元(約315兆円)となり、史上最高を記録した。全国輸出入総額の36.6%を占めている。

先端装備製造業は長江デルタ地域において優勢産業である。同期間、同地域では船舶製造をはじめとする先端装備の輸出額が同53.3%増の2284億5000万元(約5兆円)に達し、全国の先端装備製品の56.2%を占めた。前年同期と比べ6.3ポイント上昇している。

貿易パートナーの多様化により長江デルタ地域の貿易市場が拡大した。ことしに入り、ASEAN、中南米、アフリカなどの新興市場での貿易需要が高くなり、長江デルタ地域で生産された集積回路、新エネルギー車、自動データ処理設備などの輸出入規模が継続的に拡大した。

1-11月、長江デルタ地域の対アセアン輸出が7.4%増で全体の33.4%、中南米が6.9%増で全体の37.6%、アフリカが9.4%増で全体の36.1%を占めた。