韓国旅客機事故　大統領代行「原因究明に最善尽くす」

【世宗聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の権限を代行する崔相穆（チェ・サンモク）経済副首相兼企画財政部長官は３１日、中央災難（災害）安全対策本部の会議で、南西部の務安国際空港で２９日に発生したチェジュ航空の旅客機事故の犠牲者遺族への支援と事故原因の究明に最善を尽くすとし、関係機関に対し適切な支援を行うよう要請した。

　崔氏は「亡くなった方々の身元確認や葬儀の手続きなどが進められる過程での遺族の方々の苦痛と悲しみは計り知れない」とし、公職者に対し「遺族の意向に沿った葬儀手続きが進められるよう、自分の家族のことのように最大限の支援を行ってほしい」と述べた。遺体を安置するためのコンテナの設置も完了したと説明し、「亡くなった方々に最大限の礼を尽くす」と強調した。

　また、事故機と同型のボーイング７３７―８００を保有する韓国の航空会社６社を対象に特別安全点検を行っているとし、国土交通部に対し、航空機運営システム全般の徹底的な再点検と改善を求めた。

　国土交通部は国内の全ての航空会社に対し安全管理を強化するよう指示した。ボーイング７３７―８００を保有するチェジュ航空、大韓航空、イースター航空、ティーウェイ航空、ジンエアー、エア仁川の６社には航空安全監督官を派遣する。