崔氏は最大野党「共に民主党」が推薦した候補2人のうち鄭桂先(チョン・ゲソン)ソウル西部地裁長と与党「国民の力」が推薦した趙漢暢(チョ・ハンチャン)弁護士をそれぞれ任命した。
任命しなかった馬恩赫(マ・ウンヒョク)ソウル西部地裁部長判事1人については与野党の合意後に任命する方針を示した。
崔氏は「一日も早く政治的不確実性や社会の対立を終わらせ、経済と国民生活の危機の可能性を防ぐ必要から任命を決定した」と述べた。
共に民主党は尹大統領の権限を代行していた韓悳洙(ハン・ドクス)首相が憲法裁裁判官の任命を保留したなどとして韓氏の弾劾訴追案を国会に提出。野党の賛成で弾劾案は27日に可決され、韓氏は職務停止となり、崔氏が権限代行に就いた。
弾劾審判を行う憲法裁裁判官の定員は9人だが、国会が選出する3人が空席で6人体制となっていた。
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