北京五輪第14日目の21日、韓国はテコンドーでアベック金メダルを獲得し「宗主国」としてのプライドを守った。女子57キロ級のイム・スジョンはアズィズ・タンルクル(トルコ)との決勝で、競技終了20秒前に決定的な後ろ蹴りを繰り出し、1対0の勝利を収めた。
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続く男子68キロ級決勝ではソン・テジンがマーク・ロペス(米国)を接戦の末3対2で下し、テコンドー2個目、韓国代表では10個目となる金メダルを獲得した。
映画「わたしたちの人生最高の瞬間」のヒットで注目を集めたハンドボール女子は、ノルウェーとの準決勝に破れた。競技終了間際まで26対28と押されていた韓国は、残り25秒でホ・スンヨンがシュートを決め、さらに6秒前にムン・ピルヒの劇的な同点ゴールが爆発したが、終了直前にノルウェーのセンターバックに痛恨の決勝ゴールを許した。イム・ヨンチョル監督は終了のブザーが鳴った後にゴールが入ったと抗議したが、判定は覆らず、結局、28対29で韓国は苦杯をなめた。
卓球では看板選手らが相次ぎ敗退した。アテネ五輪金メダリストのユ・スンミンは、男子シングルス3回戦で高礼澤(香港)に2対4で、ユン・チェヨンもヴェルナー・シュラーガー(オーストリア)に4対3で破れた。女子シングルスではキム・ギョンアとパク・ミヨンがともに4回戦敗退となった。男子シングルスのオ・サンウンが唯一、4回戦に駒を進めた。
陸上ではキム・ミヨンが女子20メートル競歩に出場、29位にとどまった。男子やり投げはパク・チェミョンが予選に出場するも、決勝進出はならなかった。レスリングは男子フリースタイル120キロ級のキム・ジェガンが1回戦で敗退。新体操は個人総合にシン・スジが出場、予選初日は14位にとどまった。
韓国は金メダル10個、銀メダル10個、銅メダル6個で、総合7位を維持。残るテコンドー2回級と野球、ボクシングでの追い上げに期待がかかる。
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