同社は、昨年3月にキムズクラブ内で「マートの中のビュッフェ」というコンセプトを掲げ、200種類以上の即席調理食品を提供する『デリー・バイ・アシュリー』をローンチした。このブランドは、イーランドイーツが運営するビュッフェレストラン「アシュリークイーンズ」のメニューを即席調理食品として商品化したことが特徴だ。現在、売場は江西店、富川店、江南店、仏光店、野塔店、大田儒城店、坪村店など7か所で展開されている。これまでの大型スーパーの運営方式とは異なり、売場内にはシェフが直接料理するスペースが設けられ、「当日調理・当日販売」を原則としている。
売場では、シェフが直接料理したビュッフェを持ち帰れる「TO-GO」商品を3990ウォン(約426円)で販売している。『デリー・バイ・アシュリー』の導入により、キムズクラブの即席調理食品カテゴリーの売上は前年同期比で818%成長した。一方、直買・直営によって価格の無駄を省いた産地直送システムも高く評価されている。キムズクラブは、これを通じて、新鮮なイチゴや済州産の露地ミカンなどを含む新鮮なグロサリーの能力を強化している。
特に、ミカンについては10万坪の済州島の畑を取得し、そこにMDが常駐することで、体系的な糖度管理により一定の品質を保ったミカンを流通させるシステムを高度化している。済州の産地からの収穫および作業出荷、最終店舗入庫までが3日以内に行われる。
キムズクラブの関係者は、「新鮮なグロサリー部門で直通販売により価格の無駄を省き、商品ラインナップを強化する計画だ。イーランドの強みである高物価に対して高い競争力を持つデリ部門も拡大していく」と述べている。
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