サムスンとLG、新年からAI搭載パソコンを相次ぎ発売＝韓国

サムスン電子は新年から、ノートパソコン「ギャラクシーブック5Pro」を販売している。独自の人工知能（AI）「ギャラクシーAI」を搭載し、捜索や資料検索などをAIで行うことができる。

同製品は演算性能が40TOPS（１秒間に40兆回）のニューラルプロセッシングユニット（NPU）「インテル・コア・ウルトラ・プロセッサー・シリーズ2」を搭載し、AIを使った作業を安定的に行うことが可能だ。画像やテキストなどを素早く検索できる「AIセレクト」機能を、「ギャラクシーブック」シリーズでは初めて搭載した。

一方LG電子はパソコンなどのデバイス上で稼働するオンデバイスAIと、クラウド型AIといった2種のAIを、必要に応じて選択できる「マルチAI」機能を持つノートパソコン「2025年型LGグラム」を、7日に発売する。

同社のオンデバイスAI「グラム・チャット・オン・デバイス」は、パソコンの利用履歴もしくは保存ファイルを基に、ネットワークとの連動なしでAIによる演算を遂行できる。「タイムトラベル」機能を通じて、作業中に誤って削除してしまったデータを、AIが記憶し再度提示する。

LG電子のイ・ユンソクIT事業部長は「新たなAI体験を提供するマルチAI機能で、AI対応パソコンの新たな基準を提示する」と述べた。