3日MBNによると、事故が発生した機体周辺から数値がびっしりと記録されたボーイング737の運航マニュアル3、4枚が発見された。事故の衝撃で機体から飛び散ったと予測される。
QRHとも呼ばれるこのマニュアルは2000ページに達する分厚い説明書だ。機長席と副機長席にそれぞれ1冊ずつ配置される。
発見されたページにはボーイング737-800機種がランディングギアを下げた状態で最小動力で飛ぶことのできる距離が記されている。水面不時着のための内容も一部発見された。
ページには意図的に破り取られたとみられる痕跡も残っていた。これについて専門家らは事故前に2つのエンジン全てが故障した状態で機長が胴体着陸のため懸命に努力した痕跡だと口をそろえた。
シンラ(新羅)大学航空運航学科のコ・スンヒ教授は、「(機長が)副機長にどれだけ遠くまで行けるか、またどれだけ対応できるかを調べようと言いマニュアルを取り出したようだ」と推測した。
新羅大学航空運航学科のキム・グァンイル教授も、「全て開いて見ることができないので必要な部分だけ急いで破り取り、それ部分だけを見て計算し判断したようだ」と伝えた。
政府は済州航空機事故の原因を究明するための調査に本格的に着手した状態だ。事故直前までの約2時間の音声記録資料も全て確保し、分析可能な音声ファイルへの転換を終えた。ただ、フライトレコーダー(FDR)資料の分析結果が出るまでは最低でも数か月から数年かかるものとみられる。
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