“受信料がもったいない?”KBS、撮影中に文化財毀損…2度の謝罪にも世論の目は冷ややか
“受信料がもったいない?”KBS、撮影中に文化財毀損…2度の謝罪にも世論の目は冷ややか
ドラマ撮影中に文化財を毀損(きそん)したKBSが、2度の立場文を出し、謝罪の意を伝えたが、背を向けた民心を回復するのは、足りないようだ。

ソヒョン(少女時代) の最新ニュースまとめ

 最近、KBSのドラマチームが、ユネスコ世界文化遺産であるビョンサン(屏山)書院で撮影をしていたところ、文化財を毀損したことが分かり、物議となった。

 このような毀損行為は、ソヒョン(少女時代)やテギョン(2PM)主演の「主役の初体験、私が奪っちゃいました」の撮影途中に起こったことで、キョンサンプクト(慶尚北道)アンドン(安東)市などによると、先月30日にKBSのドラマ制作チームが、小道具用の模型をぶら下げるために、ビョンサン書院のマンデル柱に釘の跡を残したことが確認された。

 これに対して、KBSは2日、公式立場を通じて、「制作スタッフは、先週末、アンドン・ビョンサン書院で事前撮影の許可を得て、小道具を設置する過程で、現場の観覧客から文化財になぜ釘を打ち、小道具をつけることができるかという内容の抗議を受けた」とし、「理由を問わず、現場で発生した状況に対して、KBSは事態の深刻性を悟り、申し訳なく思う。現在、正確な事態把握と復旧できる最善の方法が何なのか、論議中だ」と明らかにした。

 しかし、KBSが2007年に「大祚榮(テジョヨン)」の撮影中にも、国家書籍第147号である聞慶(ムンギョン)セジェ関門の城壁や柱に数十個の大きな釘と針金を打ち込んだことが再び注目され、批判はよりいっそう激しくなった。これに対して、国民申聞鼓を通じて告発状まで受理されるなど、大衆の怒りは大きくなっていった。

 これに対してKBSは3日、2次立場文を発表した。問題となった現場を確認した結果、既存にあった釘跡の10か所あまりに新しく釘を入れてこていした事実を確認したというKBSは、「一部のメディアが報道した“マンデル柱の釘跡”写真とは、関連がないところ」という釈明も付け加えた。

 文化財の毀損事案は認めたが、小道具をかけてもいいのか、ビョンサン書院の管理別有司に検討を受けたと明らかにしたKBSは、「警察の捜査およびアンドン市の国家遺産庁の調査を見守りアながら、その結果を謙虚に受け入れる。また、今後毀損された部分の復旧にも積極的に協力する」と約束した。

 続いて、外注制作会社にビョンサン書院の価値を知らせる教育を実施し、管理監督を強化できるよう「ガイドライン」を作るというKBS。

 しかし、このような2次謝罪にもかかわらず、世論は冷ややかだった。すでに18年前、同じ問題があったにもかかわらず、再び再発した点、また、すでに文化財が毀損されてしまっただけに、以前のような姿に戻ることはできないという点で、民心が変わっただのだ。

 ネットユーザーの間で、「受信料がもったいない」、「ドラマになんの関心も与えないでほしい」という非難があふれているなか、KBSが果たしてこの事態を収拾できるのか、その成り行きが注目される。
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