4日に共に民主党のキム・スンウォン議員室が法務部から提出されたキム前長官の控訴状を通じて確認された。
控訴状によると、クァク・ジョングン陸軍特殊戦司令官は戒厳令発布の2日前の先月1日、北朝鮮による挑発の可能性に言及し、空輸旅団長らに出動態勢を整えるよう指示した。
クァク司令官のこのような行動は、キム前長官から非常戒厳令の際に国会などの主要機関の掌握命令を受けたことに続く措置だった。
クァク司令官は707特殊任務団にも「北朝鮮と同調する勢力のソウル挑発の可能性が捉えられた」として、鎮圧作戦の準備を指示していたことが分かった。707特殊任務団は戒厳令の宣言後、国会議事堂の窓ガラスを割って内部に進入した部隊だ。
控訴状にはユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が先月2日、キム前長官と電話で通話を行い「数日間に準備されたら会おう」と話すと、クァク司令官が「分かりました」と答えていた事実が記録されている。
通話の直後、キム元長官も同じ番号に連絡し、「驚いた。明日会おう」と述べていたことが明らかになった。
国軍情報司令部の選挙管理委員会への兵力の配置も、北朝鮮関連の名分が提示されていた。検察によると、ムン・サンホ情報司令官は戒厳令の宣布から50日前の昨年10月14日、ノ・サンウォン前情報司令官から「大規模な脱北の兆候」を根拠に極秘任務兵力の準備指示を受けていた。
ムン情報司令官は、非常戒厳令が宣言された12月3日の昼頃には「今日の夕方9時頃、政府クヮチョン(果川)庁舎一帯で待機せよ」とのノ前司令官の電話を受けた。実際にムン司令官は「戦闘服に野戦上着、戦闘チョッキ、戦闘帽、拳銃、実弾を1人当たり10発程度を準備せよ」と指示した。
ヨ・インヒョン国軍防諜司令官も、昨年11月から北朝鮮の「ごみ風船」による挑発に言及しており、防諜士幹部らに対し非常待機態勢を指示していた。戒厳令発布当日の午前にも同じ指示を下し、「北朝鮮からのごみ風船による被害が深刻だ」と言及していたことが把握された。ヨ司令官が指揮する防諜士兵力は、戒厳令発令当時の国会や選挙管理委員会などに出動した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107