キム氏は00年3月に殺人や死体遺棄の罪で起訴された。自身と妹に対してセクハラをしていた父親を殺害するため「肝臓に良い薬」と偽り、睡眠薬を入れた酒を飲ませたと自白。裁判ではこれを覆し容疑を否認したものの認められず、無期懲役とした一審、二審判決が2001年3月に大法院(最高裁)で確定した。
キム氏は再審を請求し、2015年に再審が決まった。
再審では▼犯行の動機▼自首の経緯▼睡眠薬などの証拠▼アリバイ▼違法捜査の有無――などが争点になった。
無罪判決を受け、キム氏は釈放された。
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