新世界免税店釜山店が閉店を検討、旅行客激減やウォン安を受け=韓国
新世界免税店釜山店が閉店を検討、旅行客激減やウォン安を受け=韓国
新世界免税店を運営する新世界DFが2024年12月30日、協力会社に対しプサン(釜山)店の閉店計画を通達したことが明らかになった。韓国百貨店免税店販売サービス労働組合が明かした。

同労組によると釜山店の正確な閉店時期は明らかではないが、新世界DFは協力会社が同店に派遣している従業員を、1月24日までにすべて引き上げてもいいと伝えているという。

新世界DFは釜山店の閉店について「検討中」と述べている。

免税店業界は現在、これまでにない危機状態に陥っている。主要顧客だった中国人団体観光客が急減。1ドル(USD、約157円)1400ウォン(約150円)台のウォン安が進み、価格競争力も失った。

これに先立ち、新世界DFはユ・シンヨル代表直属で「緊急経営タスクフォース」を組織していた。2024年11月中旬から希望退職を募るなど、緊縮財政と組織改編について模索中だ。

大型ショッピングモール「釜山センタムシティモール」内にある新世界免税店釜山店は、空港ではなく市内に位置する免税店としてより苦戦を強いられている。入店するブランドが減り、2024年11月には売り場面積を25%縮小。希望退職者が増えたため、2024年末から週7日勤務を週5日へと減らしていた。
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