韓国消防庁の中央119救助本部は8日、大型・特殊災害現場で活躍している119救助犬の活躍ぶりを紹介した。
現在、中央119救助本部で運用中の119救助犬は計37匹にのぼる。その内訳は、一般119救助犬33匹、特殊目的犬4匹となっている。
特殊目的犬のうち、火災探知犬2匹は119救助犬教育隊に、水難探知犬2匹はチュンチョン(忠清)・カンウォン(江原)119特殊救助隊に所属して、特殊災害現場の投入に備えている。
119救助犬は昨年1月から11月まで災害現場に688回出動し、27人の人命救助(生存17人、死亡10人)を助けた。
119救助犬は人間の50倍に当たる優れた聴覚と人間の1万倍に達する嗅覚をもとに救助隊員の進入が難しいところまで入って証拠物の探索と人命捜索など重要な役割を果たしている。また、救助時間の短縮にも寄与していると消防庁は説明した。
特に、昨年6月のキョンギド(京畿道)ファソン(華城)のリチウム電池工場での火災当時、最終的な行方不明者を探すのに決定的な役割を果たしたのも119救助犬だった。
119救助犬は中央119救助本部の119救助犬教育隊で現地適応訓練、航空機適応訓練、養成訓練などを通じて、災害現場での捜索能力と総合戦術能力を高めている。
119救助犬が韓国に初めて導入されたのは1998年1月で、現在までに8887件の災害現場に出動し、613人(生存257人、死亡356人)を救助した。
中央119救助本部は、119救助犬の活躍ぶりを称えて、名前を記憶するために昨年8月に「119救助犬モニュメント」を制作して追悼空間もつくった。
中央119救助本部のソン・ホソン部長は、「複雑・多様化された災害現場で119救助犬の活躍はますます重要になっている」とし「119救助犬をより安定的に養成して管理するために努力していく」と述べた。
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