春川地裁(資料写真)=(聯合ニュース)
春川地裁(資料写真)=(聯合ニュース)
【春川聯合ニュース】韓国の春川地裁で9日、兵役対象者の代わりに軍に入隊し、詐欺、兵役法違反、住民登録法違反などの罪に問われた20代の男の論告求刑公判があり、検察は懲役2年6カ月を求刑した。

 検察は「この事件は国家服務システムの根幹を揺るがす重大犯罪であり、厳重に対処する必要がある」と求刑理由を説明した。

 被告側は事実関係を全て認めながらも、詐欺罪については無罪を主張する立場を維持した。

 1970年に兵務庁が発足してから「替え玉入隊」が摘発されたのは初めて。

 男はインターネットコミュニティーで知り合った男性に対し「軍人の月給の半分をくれれば代わりに入隊する」と提案。男性が提案を受け入れたため犯行に及んだ。

 男は兵務庁の職員に男性の住民登録証を提出するなどして男性になりすまし、兵役判定検査を受け、昨年7月に北東部、江原道・洪川の新兵教育隊に入営し、3カ月間生活した。

 摘発を恐れた男性が昨年9月に自首したため男の犯行が明らかになった。男性は在宅起訴された。


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