金融界によると、新韓銀行と企業銀行だけが米ラスベガスで開かれるCES2025にブースを設置した。新韓銀行は「未来銀行相談チャンネルコンセプト」という主題でブースを設け、AI銀行員とデジタル機器を通じて業務を行う無人店舗を具現化した。同ブースでは、銀行員なしに両替業務や預金商品への加入が簡単にできる。最近、ソウル市ソソムン(西小門)にオープンしたAI支店のアップグレードバージョンだ。
特に新韓銀行は業界でも先導的と評価されているAI投資メイトを披露した。AI投資メイトはAIを活用して各種の数値を確認し、金融投資情報が正しいかファクトチェックをしてくれるサービスだ。
デジタル化に本腰を入れる新韓金融は持株・銀行・カード・証券・ベンチャー投資などから計35人がCES2025を参観した。新韓金融は、チン・オクトン会長が昨年スペインで開かれたモバイルワールドコングレス(MWC)を参観し、新韓銀行のチョン・サンヒョク頭取がCES2024を訪問するなど、デジタル化の動向について注視している。企業銀行は今年初めてCESに参加し、スタートアップの育成に活用するAI技術を紹介した。ビッグデータとAIを基盤に創業7年以内の企業の成長可能性を評価する未来成長モデルや、デジタル経営支援プラットフォーム「IBKボックス」などだ。
他の銀行や金融企業は昨年末の非常戒厳令の発布や高為替レートなどのリスク管理に総力を挙げ、実務陣のみが参観した。KB金融はチェ・ジェホン社外取締役をはじめ持株・銀行・損害保険のプラットフォーム部署の実務スタッフ約20人を派遣した。ウリィ金融は同行の経営研究所のパク・ジョンフン所長を筆頭に持株・銀行・カード・キャピタルなど実務スタッフ15人がCESを訪れた。農協銀行はデジタルとカード、IT部署など実務担当者5人を派遣した。ハナ金融は昨年、ハム・ヨンジュ会長が直接CESを訪れたが、今年は参観団の派遣はなかった。
銀行関係者は「昨年末は韓国国内の政治・経済状況の変化が大きく、リスク管理が重要だった」と述べ「また頭取や役員が多数交代し、金融持株が以前のように大規模派遣団を送ったりCEOが直接参加することは難しい側面があった」と語った。
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