101回目の盗撮犯を捕まえ「収益停止」にされた韓国のユーチューバー、米本社の回答は?
101回目の盗撮犯を捕まえ「収益停止」にされた韓国のユーチューバー、米本社の回答は?
違法撮影の性犯罪者を摘発し警察に通報するコンテンツを作成していた韓国のユーチューバーがユーチューブコリア側からチャンネル収益創出停止処分を受けたものの、ユーチューブの米国本社に連絡しチャンネル停止を解除されたと明らかにした。

ユーチューブチャンネル「カンパンインドジャ(刑務所引渡者)」は9日、コミュニティー掲示板を通じ、「少し前に収益創出が再開されたというユーチューブ側からの知らせを受けた」と伝えた。

今月7日、このチャンネルはユーチューブコリアからチャンネル収益創出停止処分を受けていた。

当時、刑務所引渡者は「収益創出停止について控訴してみたが、棄却された」とし、「3か月間、収益停止が維持された」と明かした。

しかしこのユーチューバーはユーチューブコリアではなくユーチューブの米国本社にこれを伝え、翌日にチャンネル収益創出停止が解除された。

刑務所引渡者は、「多くの方がユーチューブ本社に問い合わせるように言ってくれたので、きょう米国本社の検討チームにメールを送った」とし、「本社ではアップロードしていた動画を検討した後、何の問題もないと見えたのか解除してくれた」と伝えた。

刑務所引渡者は、「本社はすぐに解除してくれたのに、ユーチューブコリアは一体何が問題だとして停止を維持したのか疑問」と明かした。

登録者16万人を保有するこのチャンネルは地下鉄駅やエスカレーター、繁華街、公園などの公共場所で女性を盗撮する人を捕まえて証拠を確保し、警察に引き渡す内容のコンテンツを主に作成し公開している。

このチャンネルの動画について、「こんな人が地域別にいてほしい」、「おかしな人を捕まえるため苦労している」、「社会を浄化する立派な人」など肯定的な反応が大部分だ。

しかし一角では、無分別な私的制裁と名誉毀損(きそん)行為により被害が発生する可能性があるという懸念の声も上がっている。

一般人が自己判断で不法行為をした現行犯だと主張したものの事実ではなかった場合、争いが起こる可能性もあり、動画撮影が名誉毀損などの人権侵害になるかもしれない。

実際に2022年9月、「ネイバー知識iN」には、「刑務所引渡者を盗撮と名誉毀損で訴えることができるか」というタイトルの質問が書き込まれた。

質問を書き込んだ人物は、「恥ずかしながら3か月間に道で盗撮をしたら刑務所引渡者に捕まり、現在は警察が調査をしている」とし、「私が取った行動について本当に反省している。しかしこれとは別にこの人が取った行動は私よりも悪質ではないとは言えないと思う」として名誉毀損で訴えることができるかどうかを質問している。
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