ソウル警察庁によると11日、大韓民国立て直し国民運動本部・自由統一党などは午後1時からソウル・チョンノ(鍾路)区セジョン(世宗)大通り付近で尹錫悦大統領の弾劾反対集会を開催した。また、新自由連帯などは午前からソウル・ヨンサン(龍山)区ハンナム(漢南)洞の大統領官邸前で、尹錫悦大統領に対する逮捕令状の執行に反対する集会を開いた。
これに対応して、尹錫悦大統領の弾劾要求を主張する「尹錫悦即刻退陣・社会大改革非常行動」は、この日午後4時からソウル鍾路区キョンボックン(景福宮)トンシプチャカク(東十字閣)前で集会を開いた。市民団体ろうそく行動もこの日午後2時、憲法裁判所前のアングク(安国)駅でろうそく文化祭を開催するなど、ソウル都心のあちこちで大規模集会が続くと、集会場所近くの道路は集会参加者らでいっぱいになり、遮断された。
このように週末ごとに大規模な集会が開かれながら、市内のあちこちに集会の騒音が鳴り響き、交通渋滞が生じると、市民らは不便を訴えた。小学生の子どもとともにソウル市庁前のスケートリンクを訪れた40代のパク(朴)さんは、「スケートリンクを訪れて帰宅する途中、バスもタクシーも乗れなくて大変だ」とし「週末にここを訪れたのは誤った選択だと考え、当分の間は近寄らないようにすべきだ」と述べた。
大統領官邸近くのミュージカル公演会場を訪れたイ(李)さん(34)も「公演会場の近くで集会があるという事実は知っていたが、こんなに道が(一車線しか)通行できないとは知らなかった」とし「車両の通行にあまり影響を及ぼさないように集会を管理してほしい」と吐露した。ソウル市の交通情報センター(TOPIS)によると、同日午後5時基準におけるソウル市都心の速度は1時間当たり12.8キロメートルで渋滞している状況だ。
集会場所近くで店舗を構える店主らも悲鳴を上げている。官邸前の集会と直線距離で300メートルも離れていない漢南洞のカフェ街内にある店舗の店主らは、「集会の騒音が鳴り響き、ここを訪れる人が減った」と訴えた。衣類販売店の店員であるオ(呉)さん(29)は、「ドアを閉めていても集会の音が聞こえるほど」とし「ここの事情を知っているのか店舗を訪れる顧客も先週から減った」と述べた。
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