高位公職者犯罪捜査処(高捜処)と警察がユン・ソギョル(尹錫悦)大統領への2回目の逮捕令状執行を予告したことについて大統領側のソク・ドンヒョン弁護士が「大統領弾劾審判裁判への出席を防ぐという意図」と主張した。

12日、ソク弁護士はSNSに「高捜処が尹大統領を逮捕しようとする理由」という文章をアップし、高捜処の逮捕令状執行について「始まったばかりの憲法裁判所の弾劾裁判に尹大統領が出席できないようにする狙いもあると思う」と明らかにした。

ソク弁護士は「尹大統領が憲法裁判の召喚日に出席し、裁判官に戒厳宣言するようになった国家緊急事態を説明するには官邸から出なければならないが、もし出れば逮捕して弾劾裁判に出廷させないのが狙い」と主張した。

ソク弁護士は「現職の国家元首である大統領に手錠をかけて捕縄にかけられ連行される姿を野党と左派をはじめ尹大統領を嫌う者たちに「見せようとするもの」とし、「本当に大統領が大統領職を続けるのは難しいだけに、大きな誤ちを犯したように視覚的にらく印を押そうとしてる。」と指摘した。

弾劾審判が今月14日から本格的に始まる中、この日、尹大統領の弾劾審判代理人団を務めたユン・ガプクン(61・司法研修院19期)弁護士は声明文で「高捜処と国捜本の違法かつ無効な逮捕令状を違法な方法で執行しようと試みており、身辺安全と不測の事態が懸念される14日は出席できない」と明らかにした。

これに先立ち尹大統領側は今月5日「大統領は適切な期日に出席して意見を明らかにする予定であることをお伝えする」と出席意思を明らかにしている。

ユン弁護士は「大統領が憲法裁判に出席するためには身辺安全と警護の問題が解決される必要があり、それが解決すればいつでも出席する予定」と強調した。

ソウル西部地方裁判所は7日、尹大統領への逮捕令状を再発付した。高捜処と警察は現在、警護処内部の雰囲気などさまざまな状況を考慮し、警察側との協議を通じて逮捕令状2次執行のための万全の準備を続けている。
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