国民の力弾劾反対院外党協議会委員「内乱特検合意すれば国力回復不能」警告＝韓国

韓国ユン・ソンヨル（尹錫悦）大統領の弾劾に反対する国民の力（韓国与党）の院外党協議会委員長らは12日、「内乱特検」に関する警告の声を高めた。彼らは、与党が「内乱特検」に合意する場合、国民の力が回復不能な状況に陥るだろうと懸念を表明した。

「国民の力弾劾反対党協議会委員長の集まり」はこの日声明を通じて、政治的ブラックホールを生じかねない特検合意は、沈静化している弾劾世論を再び活性化させ、早期大統領選挙につながる可能性を高めると警告した。彼らは「内乱特検」が現職大統領の弾劾訴追を政治的捜査に変質させる可能性があるとし、憲法と法治の核心価値を守るべきだと強調した。

また、一過性の政治的合意に基づく特検が、憲政史に否定的な前例を残すと懸念し、「内乱特検」の採択が国民の関心を消耗させる政治的ブラックホールになるだろうと主張した。このような方向性は、最近増加している弾劾反対世論に冷水を浴びせ、弾劾プロセスを加速させる促進剤になるという分析も付け加えた。

特に、与野党合意による特検捜査が行われる場合、不当な捜査に対して問題を提起しにくい状況に処するだろうとし、毎日進行する捜査状況を報告する特検の影響力のもと弾劾反対世論を抑制できない状況に陥る可能性があると述べた。