会談に臨む韓国の趙兌烈外交部長官(右)と日本の岩屋毅外相=13日、ソウル(聯合ニュース)
会談に臨む韓国の趙兌烈外交部長官(右)と日本の岩屋毅外相=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は13日、ソウルで日本の岩屋毅外相と会談した。

 この日、韓国を訪問した岩屋氏は会談前、国立墓地の国立ソウル顕忠院を訪れた。

 会談後は共同記者会見を開く。両国の外相が共同記者会見を行うのは2011年10月以来となる。

 両氏は先月3日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領による「非常戒厳」宣言以降、2度電話で協議しているが、対面で会談するのは今回が初めて。岩屋氏が就任後、韓国を訪問したのも初めてだ。日本の外相が韓国との外相会談のために訪韓したのは2018年4月以来、約7年ぶりとなる。韓国が大統領代行体制に移行するなど混乱が続くなか、両国関係の強化に向けた日本の意志がうかがえる。

 岩屋氏は趙氏との会談前、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長と面会した。禹氏は今年で両国が国交正常化60年を迎えたことに言及し、「韓日関係の三つの柱である『経済協力』、『北東アジアの平和と安定』、そして『苦痛の歴史』をバランスよく立てることが重要だ」と強調した。また、「どのような関係もどちらかの一方的な譲歩では維持できない」とし、「日本政府が前向きな姿勢で歴史問題を直視する時、韓日関係はより安定的で未来志向に進む」と述べた。


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