尹錫悦大統領
尹錫悦大統領
ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領側が憲法裁判所裁判官に対する忌避申請を出した。

13日、尹大統領の代理人団は「裁判官に公正な審判を期待しにくい事情がある場合に該当し、忌避申請をした」と明らかにした。

代理人団は「チョン・ゲソン(鄭桂先)裁判官は裁判所内の進歩的指向を持つ『私たちの法研究会』の会員であり、会長を歴任し、先月23日の国会人事聴聞会では国会議員たちの質問に答えながら、本事件の事実関係と法律的判断に対する予断を明らかにした」と主張した。

続いて「鄭裁判官の配偶者であるファン・ピルギュ弁護士は公益人権法財団共感の弁護士として活動しており、その財団法人の理事長が国会側弾劾訴追代理人団の共同代表であるキム・イス(金二洙)弁護士だ」と付け加えた。

憲法裁法により裁判官と裁判当事者が親族である場合などの他に‘裁判官に公正な審判を期待しにくい事情がある場合’には本案弁論前まで忌避申請ができる。ただし、忌避申請が訴訟遅延を目的とすることが明らかであれば、憲法裁は却下することができる。

また、尹大統領側は「憲法裁が今月3日を最後に弁論準備の手続きを終結し、14日に正式弁論に入ることにしたのも不当だ」と異議を申し立てた。

尹大統領側はハン・ドクス(韓悳洙)国務総理に対する弾劾審判の決定が先行するまでは「裁判所の適法な構成が不確実な状態」であるため「重大な法律効果をもたらす弁論期日への参加に応じることはできない」と述べた。

この他、憲法裁が第5回弁論期日までに一括指定したこと、弾劾審判審理のために現在進行中の捜査記録確保など証拠の採否(採択または不採択)の決定に関しても異議申請を提起した。
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