SKオンによる全固体バッテリー技術の研究成果、科学誌に相次ぎ掲載=韓国
SKオンによる全固体バッテリー技術の研究成果、科学誌に相次ぎ掲載=韓国
バッテリー大手のSKオンが、韓国の研究機関などと共に進めた全固体バッテリーの研究結果をまとめた論文が、国際的な学術誌に相次ぎ掲載されたと明らかにした。一部の研究結果は、韓国内外で特許出願も完了している。

韓国セラミック技術院のキム・ジンホ博士と進めた研究は、光焼結技術を使った高分子・酸化物複合系の全固体バッテリーの製造工程を高度化した点が中核となる。プリント基板の工程に活用される光焼結技術を、バッテリー製造に適用した。

同研究に関する論文は、学術誌「ACSエナジー・レターズ」に掲載された。

さらにマンガンリッチ正極材を、硫化物系全固体バッテリーに適用できる可能性を研究した結果も公開している。ソウル大学のイ・ギュテ教授研究チームと進めたこの研究は2024年12月、科学誌「アドバンスト・エナジー・マテリアルズ」に掲載された。

同社は高分子・酸化物複合系および硫化物系といった二つの全固体バッテリーを開発中だ。それぞれ2027年と2029年に商用化に向けた試作品を生産することを目標に掲げている。テジョン(大田)のバッテリー研究院に建設中の次世代バッテリーパイロットプラントは、下半期に完成予定となっている。
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