これに先立ち2023年、同社はウズベキスタン事務所を設立し、スリム型たばこ「エッセ」ブランドの現地に合わせた製品を開発、輸出していた。2024年には同国で「エッセ」ブランド7製品の販売量が計2億7000本に達成。定番商品となっている「エッセ・チェンジ」は全輸出量の64%を占めるなど好評を得ている。
同社はウズベキスタン事務所を法人に昇格させたことで、長期的にユーラシア地域での競争力向上を図る。現地の人材を4倍以上増やし、営業網を構築して流通範囲を拡大していく。
さらにスリム型たばこの販売比率が上昇し続けているウズベキスタン市場において「エッセ」を代表的なブランドに育成し、売上高や収益の拡大を狙う。
同社は2024年、ユーラシア・アジア・太平洋といった地域別に社内ベンチャーを設立し世界市場の開拓に努めている。現時点で132か国で販売法人6社と支社3社を展開しており、今後も海外法人を増やしていく方針だ。
KT&Gの関係者はウズベキスタン法人の設立について「2023年にカザフスタン法人を設立したのに続く措置」と述べた。
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