尹大統領の逮捕を阻止した警護本部長が釈放…警察「警護次長の拘束令状不請求を考慮」=韓国
尹大統領の逮捕を阻止した警護本部長が釈放…警察「警護次長の拘束令状不請求を考慮」=韓国
韓国警察の非常戒厳特別捜査本部は19日、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領に対する逮捕状の執行を阻止した疑い(特別公務執行妨害)を受ける大統領警護処の李グァンウ警護本部長を釈放した。

 特別捜査本部はこの日の夜、メディアに対し「先に申請した金ソンフン警護次長に対する拘束令状が検察で不請求された点を考慮した決定だ」と説明した。

 特別捜査本部は前日、金次長に対する拘束令状を検察に申請したが、検察は金次長が自発的に警察の取り調べに出頭し、尹大統領に対する逮捕状の執行による再犯の恐れがなく、証拠隠滅の恐れもないと判断したという。

 特別捜査本部は「(金次長の)犯罪の疑いが明らかになり、特に共犯者に対する証拠隠滅の恐れが大きいと判断している」とし、「今後、補強捜査を通じて逮捕状再申請の可否を積極的に検討する予定だ」と強調した。

 李本部長は、これまで3回の出頭要求に応じず逮捕状が発付された状態で、前日警察に出頭し逮捕された。出頭に際して、李本部長は「捜査機関の取り調べに誠実に臨む」としながらも、「警護処は警護区域で正当な任務を遂行しただけだ」と主張した。
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