韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「非常戒厳」宣言と弾劾政局、米大統領選でのトランプ氏当選という重大な局面で約2カ月にわたり沈黙を貫いた与正氏が、トランプ氏の大統領就任式が行われるこの日に対外政策について再び口を開いたことに注目が集まっている。
与正氏は「私はベラルーシ側が朝鮮民主主義人民共和国の最高位級との接触を少なくとも2年前から切実に希望していることをよく知っている」としながら、「関係発展を希望するなら自らの意思を正確に明らかにすることが重要だ」と述べ、首脳会談は北朝鮮ではなくベラルーシが望んでいることだと強調した。
主に韓米日に向けた談話を発表してきた与正氏が、外交における優先順位が比較的低いベラルーシを相手に立場を示したのは異例で、正恩氏の首脳外交と関連するためとみられる。
与正氏が北朝鮮メディアで立場を示したのは、昨年11月26日に韓国側からビラが飛来したとして非難する談話を出して以来初めて。
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