赤字に苦しむバッテリー業界、対応へ政府と業界がタスクフォースを組織=韓国
赤字に苦しむバッテリー業界、対応へ政府と業界がタスクフォースを組織=韓国
韓国産業通商資源部と韓国バッテリー産業協会、バッテリーおよびバッテリー材料メーカーがこのほど、二次電池非常対策タスクフォース(TF)を組織し会議を行った。

同TFにはLGエナジーソリューション、サムスンSDI、SKオンといったバッテリーメーカーのほか、エコプロ、LG化学、ロッテ・エナジーマテリアルズといったバッテリー材料メーカーが参加している。

バッテリー関連企業は昨今、収益性が悪化し営業損失を計上している。原因の一つが電気自動車(EV)の販売不振だ。自動車メーカーがOEM(相手先ブランドによる生産)による生産を減らしたことで、関連事業者が打撃を受けている。

加えて中国の自動車およびバッテリーメーカーがシェアを急拡大し、韓国企業にとって脅威となっている。米国のトランプ第2期政権ではEV購入補助金の廃止をはじめとしたエコカー関連政策が変化する可能性があり、先行きは不透明だ。

こうした状況に対し韓国のバッテリー業界は供給網や材料・備品・設備企業に対する一時的な補助金支給の実施を求めている。また政府によるバッテリー関連への金融支援および研究・開発(R&D)予算の拡大、設備投資に対する免税と払い戻し制度の導入などが必要だとしている。
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