慰安婦支援団体の前理事長による名誉棄損訴訟が「敗訴」=韓国
慰安婦支援団体の前理事長による名誉棄損訴訟が「敗訴」=韓国
韓国のユン・ミヒャン(尹美香)元“共に民主党”議員は、自身に対し「元慰安婦の葬儀費用を流用した」という疑いを発信したタングク(檀国)大学のソ・ミン教授を相手どり名誉棄損訴訟を起こし1審で勝訴していたが、2審で「敗訴」した。

ソ教授は2021年にブログを通じて「“日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯”(正義連)は元慰安婦が亡くなる度に市民たちから葬儀費用を集めたが、該当病院は葬儀費用を全く受け取っていない。それにもかかわらず正義連は葬儀費用を支出したようにしている。個人的に流用したという疑惑がある」と綴った。

これに、正義連の理事長(当時)であったユン元議員は「ソ教授は検察の控訴状にもない明白な虚偽を綴ったことで、自身の名誉を深刻に毀損した」として訴訟を起こした。

昨年7月1日に裁判所はユン元議員に軍配を上げたが、今月14日の2審で裁判所は1審の判決をひるがえし「ソ教授の勝訴」という判決を下した。

裁判所は「関連刑事事件で、ユン元議員が “元慰安婦の葬儀費用”という名目で集めた金額のほとんどは、遺族を慰労し葬儀を支援するための目的とは関係なく使用されたという事実が認められている」とし「実際に『ユン元議員が集めた葬儀費用のほとんどが本来の目的に沿って使用されなかった』という点において、重要な部分が客観的事実に合致しているとみられる」と伝えた。

ユン元議員は、元慰安婦の支援金を横領した疑いなどが取り沙汰されたことで2020年9月に計8件の容疑で起訴され、昨年の11月に大法院(最高裁)で懲役1年・執行猶予3年が確定されている。

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96