「帝国の慰安婦」パク・ユハ氏、民事2審で勝訴...9年ぶりに正反対の判決=韓国
「帝国の慰安婦」パク・ユハ氏、民事2審で勝訴...9年ぶりに正反対の判決=韓国
韓国で慰安婦被害者らが、世宗大学のパク・ユハ名誉教授を相手に起こした名誉毀損訴訟の控訴審で敗訴した。パク教授は先に刑事裁判で無罪が確定し、今回の民事訴訟でも予想通り勝訴した。

 ソウル高等法院民事は22日、故イ・オクソン氏など慰安婦被害者9人と遺族らがパク教授を相手に起こした損害賠償訴訟2審で、1審とは異なり、原告敗訴の判決を下した。1審では1人当たり1000万ウォンずつ計9千万ウォンを賠償する判決が下された。

 原告側は2014年7月、同書で慰安婦被害者を「精神的慰安婦」、「兵士の戦争遂行を手伝った愛国乙女」、「自発的売春婦」などと表現した34個の文言が名誉毀損に該当するとし、1人当たり3000万ウォンを賠償するよう訴訟を起こした。

 同時にパク教授に対する刑事裁判も行われ、慰安婦被害者らが勝訴した1審判決が2016年に出されたが、刑事訴訟の進行を理由に2審は中断された状態だった。

 パク教授は2017年の刑事裁判1審で無罪判決を受けたが、同年、控訴審で罰金1000万ウォンを宣告された。その後、6年が経過して出された上告審の結論で無罪の趣旨で破棄送還されたため、2024年4月に最終無罪判決を受けた。
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