大熊製薬が米国支社を清算、経営効率化へ=韓国報道
大熊製薬が米国支社を清算、経営効率化へ=韓国報道
製薬大手の大熊製薬が、米国支社Daewoong Americaの清算を開始した。米国支社は2009年、メリーランド州ロックビルに設立された研究・開発(R&D)拠点だ。これまで他の研究所と積極的に交流するなど、大熊製薬の米国の前哨基地となってきた。実際、大熊製薬の代表的な製品である肝臓用医薬品「ウルサ」などのジェネリック医薬品(後発薬)を改良した経口剤の研究開発のほか、米国食品医薬品局(FDA)からの許可取得を進めてきた。

今後は米国支社が構築した北米地域のR&Dインフラを、別の米国法人であるDIHへ移転するとみられる。このため、大熊製薬の米国支社清算が米国市場からの撤退を意味するわけではない。米国での機能をDIHに集約し、経営効率化を図る展望だ。

DIHは2021年5月、米国マサチューセッツ州ボストンに設立された。大熊製薬はDIHを通じて、海外の学術関係者や研究者、製薬・バイオ関連の専門家、投資家とのネットワークを形成してきた。

新技術の導入・共同開発などを含む多様なビジネスモデルを基に、世界のパートナー企業との協力強化も進めている。バイオテックや大学傘下の組織など多様な機関と共に、潜在ニーズに応える新薬を開発する予定だ。
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