水原地裁は23日、情報通信網法に基づく名誉毀損の疑いで起訴された安氏に対する結審公判を開いた。検察は、「国会議員でありながら、自らの犯行によって社会に大きな害をもたらすフェイクニュースを広めた」とし、懲役1年を求刑した。
安氏は2016年にラジオ番組で、「崔順実氏のドイツに隠した資産は数兆ウォンであり、資金洗浄に利用されたドイツのペーパーカンパニーは数百社に上ることをドイツ検察から確認した」と述べたほか、「崔氏が外国の防衛産業会社の会長に会い、武器契約を持ち込んだ」、「スイスの秘密口座に入金された国内企業A社の資金が崔氏と関連している」といった未確認の事実を語り、裁判にかけられた。
安氏の弁護士は最終弁論で、「被告の発言内容は公共の利益に関するものだ。当時、公的地位にあった特捜の捜査対象で、公式に検証されたことのない非公式実力者に関する海外隠し資金の徹底的な捜査と回収を促すことに、私的感情は一切なかった」と主張した。
安氏も最終陳述で、「公益的活動であり、情報提供や報道に基づいている。個人攻撃ではなく国民の知る権利のためのもの」とし、「もし私が有罪となれば、国政介入の真実を明らかにするために尽力してきた政治家に対して虚偽のレッテルを貼り、国政介入勢力に免罪符を与えることを懸念する」と述べた。
さらに、「泥棒を捕まえてほしいと言ったのに、泥棒を捕まえられず、捕まえてほしいと言った人を捕まえようとするのは道義に反すると思う」とし、「検察は私を起訴する前に、なぜ隠し資産を捜査しなかったのか説明すべきだ」と主張した。判決は来る3月6日午前10時40分に下される予定だ。
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