尹錫悦大統領
尹錫悦大統領
内乱首謀者の容疑を受けているユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が26日、拘束状態で裁判にかけられた。

‘12・3非常戒厳’が宣布されてから54日後、現職大統領が起訴されたのは憲政史上初となる。

検察非常戒厳特別捜査本部はこの日、尹大統領を内乱首謀者の容疑で拘束起訴した。

検察は「特別捜査本部がこれまで捜査した共犯事件の証拠資料、警察から送致されて捜査した事件の証拠資料などを総合検討した結果、被告人に対して起訴することが妥当だと判断した」と明らかにした。

尹大統領は(拘束起訴された)キム・ヨンヒョン(金龍顯)前国防部長官たちと共謀し、違憲・違法な非常戒厳を宣言し、武装した戒厳軍を国会に投入するなど、国憲紊乱(びんらん)を目的に暴動を起こした容疑を受けている。

検察は23日、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)から事件を譲り受けた後、拘束期間延長を申請したが、棄却されると再度申請したものの、ソウル中央地方裁判所は許可しなかった。

これに対し、シム・ウジョン(沈雨廷)検察総長はこの日の午前10時から2時間50分ほど、最高検察庁で全国検事長会議を開き、尹大統領の身柄処理方向に対する指揮部の意見を聴取した。

検察は尹大統領に対する対面調査ができないまま、拘束期間満了を翌日に控え、この日に起訴することを決めた。検事が被疑者を拘束した場合、10日以内に起訴しないと釈放しなければならない。
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