15歳に「睡眠薬アイスクリーム」舞踊家にわいせつ容疑=韓国
15歳に「睡眠薬アイスクリーム」舞踊家にわいせつ容疑=韓国
10代女子学生に睡眠薬を入れたアイスクリームを与え、わいせつ行為を加えた40代の舞踊家が控訴審で減刑された。

27日、韓国テグ(大邱)高法第2刑事部(部長判事チョン・スンギュ)は、女子学生に睡眠薬を与えた後、わいせつ行為に及んだ容疑(児童・青少年の性保護に関する法律違反相姦等傷害など)で起訴された舞踊家A氏(48)に、控訴審において、原審を破棄し、懲役3年6ヶ月、5年間の就業制限、3年間の保護観察、罰金5000万ウォン(約537万円)を言い渡した。

これに先立ち、A氏は1審で懲役5年、10年間就業制限、5年間保護観察を言い渡された。

A氏は昨年2月、キョンサンブクド(慶尚北道)の舞踊学校で学生であるB氏(15)に睡眠薬の半粒が入ったアイスクリームを食べさせ、わいせつ行為を加えた容疑を受ける。B氏が眠りにつくと、A氏はB氏を自身の家に連れて行き、B氏の頬に顔を近づけ抱きしめるなど強制わいせつに及んだ。

A氏は「好奇心で被害者に睡眠薬を入れたアイスクリームを与えたものであり、計画的ではなかった」と主張した。また「5年間パニック障害などに苦しんでいる」とし、自身の責任を回避する態度で一貫したことが分かった。

A氏は大学舞踊講師、市立舞踊団振付者、大韓舞踊協会欧米支部支部長などの社会経歴があり、地方選挙で市議員として出馬した。

先に1審裁判部は「抗拒不能状態になった被害者に強制わいせつした」とし「自身の犯行を隠蔽(いんぺい)するため、被害者に偽の陳述をさせ、被害者は被告人の犯行で相当な精神的衝撃を受け、踊りをやめるべきだという考えに、大きな絶望感と挫折感を感じている」と量刑理由を説明した。

しかしA氏と検察は共に「量刑が不当だ」と裁判所に控訴状を提出した。

控訴審裁判部は「被害者と合意した点を参酌した」とし、量刑理由を明らかにした。

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