米国工場の稼働が目前の韓国バッテリー3社、人材採用を加速=韓国報道
米国工場の稼働が目前の韓国バッテリー3社、人材採用を加速=韓国報道
SKオンと米国の自動車大手フォードの合弁会社ブルーオーバルSKは、米国にある3工場の稼働に伴う人材採用を行っている。

3工場の最大年産規模は120ギガワット時以上。うちケンタッキー州とテネシー州の2工場は、年内に稼働予定だ。ブルーオーバルSKは2024年11月、約1100人を採用した。2025年からは工場稼働を前に採用を加速している。

一方LGエナジーソリューションのアリゾナ工場は、同社初の円筒形バッテリー工場だ。2024年末時点で約35%が建設済みで、2026年からの稼働を目指す。早ければ2025年末~2026年初めごろの大規模採用を計画する。

サムスンSDIは欧米自動車大手ステランティスとの合弁会社スタープラス・エナジーの第1工場稼働を、2024年1月に前倒しした。1~3月期には残りの3ラインを順次稼働する。現在、維持・補修管理者、技術者、製造支援の専門家などを採用中だ。

トランプ政権においてはインフレ抑制法(IRA)による補助金の縮小が懸念されるが、韓国企業は現地バッテリーセルやモジュールのメーカーに支給される「先進製造業生産税額控除」(AMPC)に期待を寄せている。また工場で人材を採用することにより、地域に貢献できる点も強調している。
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