プライドは容量が100ギガワット時のバッテリパックを二つ搭載し、走行距離は一度の充電で欧州の測定基準「WLTP」において193キロメートル。最大出力は109馬力、最大トルクは24キログラムメートルだ。
こうした旧車のEVへの改造は、二酸化炭素を排出せず、エコなパワートレインを活用し、車両のデザインは維持できるため、旧車ファンには喜ばれている。とくにこれまで数年間、欧米を中心とした地域で内燃機関の車をEVへ転換する試みが人気を得ている。EVへの転換キットも販売されており、その市場規模は2022年の25億ドル(USD、約3895億3500万円)から、2030年には68億ドル(約1兆円)へ成長するとの展望も出ている。
韓国においてEVへの転換は2022年、チョルラナムド(全羅南道)のヨンアム(霊岩)、モクポ(木浦)一帯を「改造EV規制自由特区」に指定している。同特区では現代自動車の小型セダン「アクセント」などを実証試験の対象車両とし、EVへ改造するための技術を検証している。
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