今年ＡＰＥＣ開催の慶尚北道　「グローバル観光都市目指す」

【安東聯合ニュース】韓国・慶尚北道が今年、「２０２５慶尚北道訪問の年」と同道慶州市で開催されるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議を機にグローバル観光都市への飛躍を図る。

　慶尚北道によると、今年は外国人観光客３００万人時代に向けてグローバル観光マーケティングをさらに強化する。

　海外の博覧会への参加、旅行業界や関係機関との協業、海外主要市場を対象としたマーケティングを推進する。

　１０月末に開幕予定のＡＰＥＣ首脳会議に合わせて、文化体育観光部主管で６月に開かれる「２０２５大型韓流総合行事」と連携した大規模Ｋ―ＰＯＰコンサートの開催も計画中だ。

　ＡＰＥＣ首脳会議を機に同道を訪れる外国人を対象とした観光商品も打ち出す。

　このほか、地域経済の大きな割合を占める祭りやフェスティバルの活性化に向けて首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）からの団体観光客を誘致する事業を早期に推進する計画だ。

　また、最近の観光トレンドに合わせ、個人旅行客や家族連れ観光客を呼び込むため宿泊費割引クーポンを支給する「慶尚北道宿泊観光フェスタ」など多様なプロモーションも展開する予定だという。

　同道の李チョル雨（イ・チョルウ）知事は「グローバル国際観光都市としての基礎を固めることができる需要者中心のコンテンツを拡充する。交通、宿泊、サービスなどにデジタル技術を活用するなどインフラも改善し、魅力的な観光都市を目指す」と意気込みを語った。