関係機関による合同調査を前に、安全確保のための点検を実施する国土交通部航空鉄道事故調査委員会などの関係者=30日、釜山(聯合ニュース)
関係機関による合同調査を前に、安全確保のための点検を実施する国土交通部航空鉄道事故調査委員会などの関係者=30日、釜山(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国南部・釜山の金海国際空港で28日に発生した格安航空会社(LCC)エアプサンの旅客機火災を巡り、乗客が持ち込んだモバイルバッテリーが原因だった場合の責任の所在に注目が集まっている。

 専門家によると、乗客の手荷物が原因だった場合、責任を問うのは難しいという。

 火元とみられる機内後方の座席に座っていた乗客は聯合ニュースの取材に対し、荷物棚から音がし、しばらくしてから煙が出たと話した。乗務員も荷物棚から炎と煙が発生したと説明している。

 乗客や乗員の話から、火災の原因がモバイルバッテリーや電子機器など乗客の手荷物にある可能性が指摘されている。警察関係者は、「機内への持ち込みが禁止された物品ならともかく、規定にのっとって持ち込んだモバイルバッテリーや電子機器が発火したのであれば、乗客を処罰する条項を探すのは容易ではない」と指摘した。

 釜山警察庁の捜査官も「機内の電力設備などに問題が発生し火災が発生したのであれば、航空会社側に業務上過失致傷容疑の適用を検討するが、乗客が航空会社と空港での手続きに従って持ち込んだ物品の問題であれば、法的責任の所在を判断することは難しい」と述べた。

 一部では、機内に持ち込んだモバイルバッテリーや電子機器は手元で管理しなければならず、荷物棚に入れるのは危険という指摘も出ている。

 釜山警察庁は30日に金海空港で行われる関係機関による合同調査の結果をもとに、火災に関する捜査を進めるかどうかを決める予定だ。

 火災が起きたのはエアプサンの香港行き391便で、乗客乗員176人は緊急脱出スライドで避難した。避難時などに乗客3人が軽傷を負って病院で治療を受けた。


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