北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩氏が「核物質生産基地」と「核兵器研究所」を現地指導したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩氏が「核物質生産基地」と「核兵器研究所」を現地指導したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は31日、北朝鮮が昨年に続いてウラン濃縮施設を公開し、「核の盾の強化」と「核対応体制の進化」について言及したことに対し「強く糾弾する」との立場を示した。

 同部のキム・イネ副報道官はこの日の定例会見で、「韓米と国際社会は北の完全な非核化の目標に対し確固として一致した立場を堅持しており、北の核保有を決して容認しないことを北も明確に認識しなければならない」とし、核開発を即時中止して韓国政府が提案する非核化に向けた対話に応じるよう促した。

 北朝鮮の官営メディアは29日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が「核物質生産基地」と「核兵器研究所」を現地指導したと報じた。北朝鮮がウラン濃縮施設を公開するのは昨年9月に続き2回目。

 北朝鮮メディアによると、金正恩氏はこの場で「核の盾の絶え間ない強化」が「必須不可欠」とした上で、「わが国の核対応体制を限界を知らずに進化させることはわれわれが堅持すべき確固たる政治軍事的立場であり、変わらない崇高な義務で本分」と強調した。


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