政府ソウル庁舎で開かれた閣議で発言する崔氏=31日、ソウル(聯合ニュース)
政府ソウル庁舎で開かれた閣議で発言する崔氏=31日、ソウル(聯合ニュース)
◇尹氏内乱事件の捜査法案 大統領代行が2度目の拒否権行使

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官が、尹大統領の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立した特別検察官に捜査させるための特別法案について再議要求権(拒否権)を行使した。野党主導で可決された同種の法案に対し崔氏が拒否権を行使したのは2回目。

◇尹氏 拘置所で大統領室高官らに「意気消沈せずに最善尽くせ」

 内乱罪で起訴されソウル拘置所に収容されている尹大統領は面会に来た大統領室の高官らに対し、「大統領室が国政の中心であるだけに、意気消沈せず各自の位置で最善を尽くすように」と述べた。大統領室の高官によると、尹大統領は旧正月(今年は1月29日)の連休中の医療体制について、高齢者が不便を感じることなく問題なく稼働したか尋ね、自身については「ここも人が暮らせる場所だ。つつがなく過ごしている」などと述べたという。尹大統領がソウル拘置所に収容されてから弁護士以外と面会したのは初めて。

◇サムスン電子の24年売上高が歴代2位 設備投資は過去最高

 サムスン電子が発表した2024年通期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は32兆7260億ウォン(約3兆4800億円)で、前年比398.3%増加した。売上高は同16.2%増の300兆8709億ウォン、純利益は同122.5%増の34兆4514億ウォンだった。年間売上高が300兆ウォンを突破したのは2022年(302兆2314億ウォン)に続き2回目。設備投資額は53兆6000億ウォン、研究開発費は35兆ウォンでいずれも過去最高となった。

◇総合株価指数が0.77%安 中国AI「ディープシーク」ショックで

 旧正月連休明けの株式市場で総合株価指数(KOSPI)の終値は前営業日比19.43ポイント(0.77%)安の2517.37となった。中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した生成AI(人工知能)の影響で半導体関連銘柄などが値下がりした。

◇24年訪韓外国人客は5割増の1637万人 日本2位

 韓国観光公社は2024年の訪韓外国人観光客数が前年比48.4%増の1637万人だったと発表した。新型コロナウイルス流行前だった19年の94%水準まで回復した。24年の訪韓客を国・地域別に見ると、中国が460万人で最多だった。次いで日本(322万人)、台湾(147万人)、米国(132万人)の順で多かった。


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