警察庁の国家捜査本部(資料写真)=(聯合ニュース)
警察庁の国家捜査本部(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が一時宣言した「非常戒厳」について捜査する検察の特別捜査本部は31日、戒厳下で国会議員など主要関係者を連行しようとした問題で、警察庁の国家捜査本部への家宅捜索を行った。

 対象には尹昇榮(ユン・スンヨン)捜査企画調整官、田昌勳(チョン・チャンフン)捜査企画担当官、イ・ヒョンイル捜査企画係長の事務室と安保捜査局事務室、電算資料などが含まれているとされる。

 検察は、国家捜査本部が戒厳当時、国軍防諜司令部から警察官100人と護送車20台を支援してほしいと要請され、警察官10人の名簿を渡したとみている。

 検察は国家捜査本部が最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表や与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表(当時)などの身柄拘束の計画を知ったうえで名簿を渡したとみている。

 検察は先月19日、国会議員の拘束疑惑などと関連し、国家捜査本部や永登浦警察署などを家宅捜索し、参考人として尹調整官などから事情を聴取した。

 その後検察は尹調整官らを参考人から被疑者に切り替え捜査を続けているという。


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