揮発油・軽油の輸出量が2024年に拡大、日本向けが躍進=韓国
揮発油・軽油の輸出量が2024年に拡大、日本向けが躍進=韓国
大韓石油協会によると2024年、SKエナジー、GSカルテックス、Sオイル、HD現代オイルバンクといった韓国の原油元売り会社による揮発油の輸出量は1億1189万バレル、軽油は2億166万バレルだった。

石油製品の輸出も前年比4.8%増の4億9045万バレルで、2018年に続く過去2番目の規模を記録した。2024年に韓国が輸入した原油のうち、過去最大の割合となる52.5%を精製・輸出したことになる。

ただし国際的な原油価格の上昇により、石油製品の輸出額は前年比2.9%減の451億7000万ドル(USD、約7兆円)にとどまった。

製品別の輸出量の割合を見ると軽油が41.1%と最大で、これに22.8%の揮発油、18.0%の航空燃料などが続く。

揮発油の輸出量は前年比12.1%増え、増加率が最大となった。とくに日本への輸出量が33%増と急増している。日本は脱炭素および省エネルギー政策の一環で精油工場の統廃合を進めていたが、2024年に外国人観光客が急増したため揮発油と航空燃料が不足する状態に陥っていた。

国別の輸出量は、豪州が18.0%、日本が12.9%、シンガポールが12.5%などとなっている。日本がシンガポールを抜き2位へと上昇。豪州は2022年以降、3年連続で最大の輸出国となっている。
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