共に民主党議員、ノーベル平和賞候補にトランプ氏を推薦＝韓国

韓国の共に民主党パク・ソンウォン議員は先月27日、米国のドナルド・トランプ大統領を2025年度ノーベル平和賞候補として公式推薦したことを3日明らかにした。

　パク議員は推薦の背景について「トランプ大統領が第45代大統領在任中、朝鮮半島の平和増進と非核化、そして米韓同盟強化を通じて世界の平和と安定に貢献した点を高く評価する」とし、「今後も朝鮮半島の平和定着のための努力を続けてほしいという思いで推薦を決めた」と説明した。

　特に、パク議員は「トランプ大統領は2018年のシンガポール米朝首脳会談で、米国大統領としては初めてキム・ジョンウン北朝鮮国務委員長と会って外交的な対話を行った」とし、「これは朝鮮半島の緊張緩和と国際平和のための重要な転換点となった」と評価した。

　また、「2019年6月30日には米国大統領としては初めて非武装地帯(MDL)を越えて北朝鮮の地を踏むという歴史的な瞬間を演出したが、このような行動は国際社会で平和構築のための新しい可能性を開いた重要な出来事と評価される」と強調した。

　また、「トランプ大統領が1月20日の米国第47代大統領就任式で北朝鮮との関係回復を強調し、朝鮮半島の非核化に対する国際的な期待を引き出したという点で、ノーベル平和賞の理想と価値に十分に合致する」と話した。

　ノーベル平和賞の推薦は、全世界の国会議員や政府高官、著名な大学教授、国際裁判所の裁判官、過去のノーベル平和賞受賞者などが行うことができる。2025年ノーベル平和賞候補推薦は1月31日に締め切られた。今年2月からノルウェーのノーベル委員会が候補者審査を開始する。

　その後、4月から8月まで詳細評価と顧問団の検討などを経て、最終的に10月に5人で構成されたノーベル委員会が多数決方式で最終受賞者を決定する予定だ。