忠北道議会のイ・ジョンボム教育委員長は2日、SNSを通じ「忠州中学校の雪が積もったグラウンドで連休中、誰かが運転の練習をしたのか、タイヤの跡が縦横無尽に残っていた」と現場の写真を公開した。
また、「莫大な予算を投入してグラウンドの整備を完了してから2か月程度しか経っていないのに残念だ。昨年1年間にわたり工事をしたのに、本当に知らずにグラウンドに入ったのか?」と付け加えた。
4日MBCが公開したCCTV(防犯カメラ)の映像を見ると、旧正月の夜、人けのない学校のグラウンドに白いSUV車が侵入し、スピードを上げた後に急ブレーキをかけて雪の上で滑る、いわゆる「ドリフト走行」の練習をした。急発進と急ブレーキを繰り返すようにテールランプが付いたり消えたりし、円を描きながら運転した車は約5分後に学校のグラウンドから出た。
この車がドリフト走行したグラウンドは15億ウォン(約1億6000万円)をかけた人工芝の球場で、学校が休み中のため生徒もまだ使用していない状態だったと伝えられた。
学校側は再発防止のため警察に捜査を依頼した。
3年前にも付近の女子中学校に1台の車が侵入し、天然芝が敷かれたグラウンドを破損する事件があった。
元の状態に復旧するには3年以上がかかるとみられるが、学校側から通報を受けた警察は周辺のCCTV映像を分析し、この車がレンタカーであることを確認した。
レンタカー業者を通じ把握した結果、犯人は当時20歳になった男2人であることがわかった。
2人は警察の調査で、「近くのチキン店でテイクアウトの注文をした後、時間があったので学校に車で入った」と陳述した。
学校側は再発防止のため破損した人工芝に対する賠償として500万ウォン(約53万円)を請求することにした。
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