韓国警察　首相を事情聴取＝「非常戒厳」巡り

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領による「非常戒厳」宣言を巡り、警察の特別捜査団は５日、内乱容疑で告発された韓悳洙（ハン・ドクス）首相を４日に事情聴取したと明らかにした。

　警察は先月２０日、韓氏を事情聴取していた。非常戒厳宣言当日の状況をさらに確認したもようだ。

　韓氏は非常戒厳の宣言を尹大統領に進言したことはなく、閣議で審議も事実上行われなかったため、戒厳宣言は法的な手続きを踏まなかったとの立場を示している。

　韓氏は国会が尹大統領を弾劾訴追したことを受け、大統領代行を務めたが、野党が韓氏の弾劾訴追案も可決させ、現在は職務が停止している。