LXパントスが日本の船会社と米国に合弁を設立、インターモーダル市場の拡大へ＝韓国報道

物流会社のLXパントスが、シンガポールに本社を置く日本の船会社オーシャンネットワークエクスプレス（ONE）と、米国に合弁会社（JV）ボックスリンクスを設立した。韓国の物流企業が、日本の船会社と米国にJVを設立するのは今回が初めて。

JVの持ち分はLXパントスが51％、ONEが49％となる。ボックスリンクスを通じて、米国でインターモーダル（複合一貫）輸送事業を展開する。米国の港湾に運ばれたONEのコンテナをボックスリンクスが引き受け、空のコンテナを活用して鉄道とトラックで輸送する。

同事業に向けボックスリンクスは、米国の鉄道会社ユニオン・パシフィック鉄道、ノーフォーク・サザン鉄道、BNSF鉄道と契約を締結。手ごろな運賃で米国内の主要拠点をつなぐ鉄道サービスを構築した。

米インターモーダル協会（IANA）によると、北米におけるインターモーダル市場は約79兆ウォン（約8兆4106億円）で、2030年まで年平均10.9％の成長が見込まれている。

LXパントスのイ・ヨンホ代表は「国際的な運送と鉄道を連動したエンド・ツー・エンドサービスを強化し、米国市場で地位を築きたい」と述べた。