韓国スウォン(水原)地裁刑事合議13部(裁判長パク・ジョンホ)は、児童・青少年の性保護に関する法律違反(性搾取物の制作・流布)の容疑で起訴された20代のA氏に対する結審公判を行った。
検察はA氏に対し、懲役20年の判決を下すよう裁判部に求刑した。
A氏の弁護人は最終弁論で「被告人が携帯電話を使って直接動画を撮影したという証拠が不足している」と主張した。
A氏は最終陳述で「性搾取物が制作されているとは知らなかった」と述べ、「無実だ」と訴えた。
A氏は2021年7月、ユーチューブ動画に「登録者の多いアカウントを無料であげる」と投稿し、それを見て連絡してきた小学生Bさんら4人に接近し、身体の露出映像を撮影した疑いで裁判にかけられた。
A氏はBさんらに対し、体温を測定するアプリのテストを手伝ってくれればアカウントをあげる」と騙し、被害者のスマートフォンに遠隔操作アプリをインストールさせる手口で犯行に及んだとされる。
また、被害児童の保護者を相手に「1億ウォン(約1100万円)を支払わなければ映像を流出させる」と脅迫し、金品を脅し取ろうとしたが未遂に終わった疑いもある。
A氏の犯行は、2022年に被害児童の保護者が京畿南部警察庁に通報し、捜査が始まったことで徐々に明るみに出た。
その後、警察はアメリカ国土安全保障捜査局(HSI)と協力し、2023年にA氏を韓国へ送還した後、事件を検察に引き渡した。
A氏に対する判決は今月12日に言い渡される予定である。
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