文裁判官弾劾国民請願、10万人が同意…尹議員「これが国民の声」=韓国
文裁判官弾劾国民請願、10万人が同意…尹議員「これが国民の声」=韓国
韓国の与党「国民の力」のユン・サンヒョン(尹相ヒョン)議員は5日、ムン・ヒョンベ(文ヒョン培 )憲法裁判所長権限代行に対する弾劾案が国会電子請願を通じて国会法制司法委員会に付託されたことについて、「これが国民の厳粛な声だ」と意見を述べた。

 尹議員はこの日、フェイスブックで「文裁判官は憲法裁判所長権限代行として、憲法裁判所の公正性を守れていないとの批判を受けてきた」と指摘した。

 該当の請願はこの日の午後7時までに9万9125人の同意を得て法制司法委員会に付託された。請願者は「文裁判官の裁判過程がやや偏っていると国民が感じている」と主張している。国会電子請願は100人の同意を得ると「請願要件検討」段階となり、その後30日以内に5万人の同意を得ると正式に受理され、内容に応じて該当の委員会に付託される。常任委員会は付託された請願を審査し、本会議に上程するか、廃棄する。

 尹議員はこの件に関連して、「文裁判官は尹大統領の弾劾審判に関して、弾劾訴追案から内乱罪を外しただけでなく、憲法裁判所法第24条(弾劾審判の当事者が裁判官に対する忌避申請を行う唯一の理由として裁判の公正性が懸念される場合を規定)、第32条(憲法裁判所は現在捜査中の事件の資料記録は送付を請求できない)、第40条(憲法裁判は刑事訴訟に関する規定を準用し、刑事訴訟規則に明記された期日指定については弁護人の意見を聴くことになっている)、第51条(同じ理由で弾劾審判と刑事訴訟が進行する場合、弾劾審判手続きを停止できる)などを事実上遵守していない」と批判した。

 さらに、「尹大統領は弾劾審判過程で最低限の防御権を保障されていなかった」とし、「また最近、違法なマ・ウンヒョク(馬恩ヒョク)憲法裁判官候補者の権限争議を強行しようとしたことなど、何一つ公正に進められたものがない」と述べた。

 尹議員は「最初から現在まで不公正の連続だ」とし、「結局、国民が不公正と政治的偏向に耐えかねて、直接文裁判官に対する弾劾請願を行った」と理由を説明した。

 最後に、「文裁判官に対する弾劾請願は国民の厳粛な声だ」とし、「文裁判官はこの国民の声を政治的に曲解せず、謙虚な姿勢で受け止めるべきだ」と強調した。
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