太永浩氏(資料写真)=(聯合ニュース)
太永浩氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの江南警察署は6日、麻薬類管理法違反の疑いで捜査していた北朝鮮の元駐英公使で大統領諮問機関・民主平和統一諮問会議の事務処長を務める太永浩(テ・ヨンホ)氏の長男(32)について、証拠不十分で嫌疑なしと判断し、事件を送検せずに終結させる「不送致」の決定を下したと発表した。

 警察が長男の毛髪などを採取し、国立科学捜査研究院に鑑定を依頼した結果、陰性反応だったという。

 済州警察庁は昨年9月、長男がタイで大麻を吸ったとする告発を受け、同年11月に長男の住所地を管轄する江南警察署に事件を移管した。

 また長男は暗号資産(仮想通貨)に投資するとして知人たちから受け取った金を返さなかったとして、詐欺などの疑いで刑事告訴され捜査を受けている。被害額は約16億ウォン(約1億6800万円)に上るとされる。


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